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普遍的な人生の定義

2014年04月06日(日) 11:27

今を生きる人と、今から300年前に生きる人たちでは、同じ『人間』でも、生活様式は全く違っていた。生活様式が違うということは、常識も全く違っていたということだ。当時、車も電車もない時代、手術に麻酔がなかった時代は、今とは比較できないほどに不便だったと予想できる。電車も車も、麻酔技術も長い歴史の中からみると、本当に最近できたものばかりだ。新幹線や飛行機などは、夢でしかなかった。ポケットに入る機械で、世界にアクセスできるなどというのは、当時の人は夢のまた夢で、想像すらしていない次元だったと考えられる。

これは逆から考えてみると、これから100年後の未来は、今の私たちの常識にはないようなことが当たり前のように起こっている。確実に今よりも便利な世の中が100年後にはあるということだ。

さて、ここで一度よく考えてみてもらいたい。確かに世の中は変化してきている。そして、どんどん便利になっている。しかし、うつ病や精神疾患など、過去になかった病気が今起きている。自殺者は年間日本だけで3万人を数える。時代は便利になっているが人の幸福度は上がっているわけではない、ということに気づく。300年前の人たちは、今の私たちよりも遥かに不便な時代に生きていた。では、彼らは今の私たちよりも遥かに不幸だったのか?

時代は変わっても決して変化しないものがある。それこそが、人生の本質で、人々が最も大切にすべきことなのではないだろうか。例えば、『人と人との関係』『家族を持つということ』『仕事をするということ』『息抜きをするということ』・・・これらは、300年前も今も変わらないことだ。そして、ここでぜひ考えていただきたいことがある。それは、ここ最近の劇的なパラダイムの変化だ。たしかに、300年前から今に至るまで、常に変化は起きていた。しかし、ここ最近の変化は、明らかにその変化の度合いが大きすぎる。それが『ビルゲイツ』『スティーブジョブズ』『マークザッカーバーグ』らを筆頭に生み出された『ネット』という新常識だ。

今では誰でも使えるインターネットだが、ほんの20年前には考えられなかったことだ。このネットの登場が、今までの常識を完全に覆した。言い方を変えると、覆してしまった。便利という点からいうと、ネットは最良のツールで文句のいいどころが無いように思える。しかし、ネットは人々のライフスタイルを完全に変えてしまった。本は電子書籍になり、情報は机の上でも、電車の中でも片手で検索できるようになったため、人々は歩いて本屋に行く、図書館に行くという事がなくなってしまった。メールやSNSの発達で、人々は電話をすることなく、実際に外で会うことが劇的に少なくなった。つまり、世の中が便利になるということは、『過去の習慣が面倒』と思うことにつながるのだと思う。過去に大切とされてきた事が、『面倒なこと』と言われてしまうようになる。ほんの数十年前までは、情報を得るためには、自ら外に出て本を探し、誰かに聞くという作業が必要だった。つまり、何かと、誰かと会うためには、人を介さなければならなかったのだ。しかし、今は『機械』を通せば、何とでも、誰とでもコンタクトを取れる時代になってしまった。この劇的な変化は、便利になったという利点と、人間関係の希薄という欠点を生み出してしまった。ネットがない時代は、否応なしに、外に出て、誰かと話さなければ、何も始まらなかった。だが、今はそんなことをしなくても済んでしまうため、人々の考えの中に『面倒くさい』という感覚が芽生えてしまっている。

私はこのような劇的な変化が、人々に人生というものの本質を見えなくさせてしまっているのではないか、と危険視している。さらに、私のような事を言う人は『面倒な人』というレッテルを貼られてしまうことも多い。そう、なんでもかんでもシンプルが一番とばかりに、話し合いも億劫になり、『面倒くさい』と、最も大切なことから目を背けてしまうという循環になってしまっている。

時代が変わっても人間は人間だ。どんなに便利になっても、人は人と関わって生きている。そして、人は必ず死ぬ。時代が変わっても変化しないこと。私たちはその『変化しないこと』にこそ目を向け、再度一人ひとりが人生とは何か、幸せとは何か、を考える必要があるのではないだろうか。
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