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日本の閉塞感の正体は

2014年02月25日(火) 21:35

『日本には閉塞感が漂っている』

このような表現をしばしば耳にするが、私も同感だ。この国は物質的には豊かな部類に入るが、人間の最も大切な精神的な部分は、驚く程貧しいと言わざるを得ない。例えば、日本人の自殺率は毎年約3万人もいる。この数は東日本大震災の犠牲者よりも多い。近年はこの数が減っているが、逆に「若者」の自殺が増えているという。就職が決まらなかった学生が『自殺』をするのだという。

「就職できなかったから自殺する」

という発想は、換言すると、

「就職できなかったから人生が終わる」

ということになる。一体どういう発想をすればこのような結論になるのだろうか。私が思うに、この発想が起こる根本原因は『世間体』にある。世間体の正体を簡単に言い表すと『家族』『親戚』『友人』『メディア』『雑誌』『知り合い』『近所の人』『同級生』『同僚』『同じ組織に所属する人』等の雑音だ。

彼らが共通して口にすることは、

『いい大学入って、新卒で、大企業に入れば人生明るいよ』

今の時代、年功序列も終身雇用もないし、会社ごと買収されることだってあり得る。そんな時代に『大企業に入ると、人生明るいよ』などという人の神経を疑うが、彼らはそれが常識だと完全に思い切っているのだから仕方がない。そして、彼らが好きな言葉は『新卒』 だ。ここまで『新卒』にこだわる人種は珍しいだろう。

新卒で就職できないと『人生終わり』

と思うのは何の都市伝説なのだろうか。欧米でもアジアでも、就職浪人など当たり前だ。3年くらい決まらない人もたくさんいる。だが、彼らは日本人と違って『悲観的』にはならない。それも経験として前向きに捉えることができる。実際、それは何の問題もないからだ。だが、日本ではそうならない。その理由は明白だ。日本で多大な影響力を持つ「世間体」の大原則があるからだ。その大原則とは、

『レールに乗れない人は終わり』

まさに、卑屈の極みとも言える馬鹿げたルールだ。多くの経営者やリーダーはそれとは全く逆のことを言っている。つまり、

    『レールに乗る人は、船とともに沈む』

今求められているのは

『レールを作れる人』

これが、所謂(いわゆる)、グローバルスタンダードな考え方だ。恐ろしいことに、世間体の原則は、世界の常識からかけ離れているのだ。だが、それを信じきってしまっている人が日本には多いのだ。その結果、この国に『異様な雰囲気』が流れてしまっているのだ。「レールに乗れなかったら終わり」と教え込まれた人は、新卒で就職できなかったら『人生終わり』と考えてしまう。当然、そんな国には『閉塞感』が漂うのは必然的だ。

そして、『就職活動』だけに限らず、この国ではあらゆる人生の場面で、『レールに乗れない奴は終わり』という大原則が存在する。まるで、人生が一つの「綱渡り」のようなものになってしまっている。つまり、

6歳になったら『小学生』になって、
12歳から『中学生』になって、
すぐに『高校受験』の勉強をし、
今度は『大学受験』の勉強をし、
今度は大企業の『就職活動』をする。
そして、『結婚』して
『子供産んで』、
子供のためにお金稼いで、
『定年退職』して、
死ぬ。

なにが楽しいのだろうか?・・・
そもそも、日本人に限らず、アメリカ人であろうとイタリア人であろうと、中国人であろうと、イギリス人であろうと、こんなルールの中で生きていたら、疲れるのは当たり前だ。

私が思うに、日本人は『極めてセンシティブな集団』だ。

宗教や政治の話は『センシティブな話題』とされているように、「慎重を要する」という意味だ。『レールに乗れない奴はダメ』という大原則の下で生きている日本人は、『何事にもセンシティブ』になってしまう。これは、アメリカ人の『ドライスティック(思い切った、過激な)』な姿勢とは全く反対だ。アメリカ人に限らず、欧米人はもちろんのこと、中国人、インド人なども『ドラスティックな姿勢』を取る人が多い。では、センシティブはそんなに良くないことなのか? 良いも悪いもないが、今の日本の閉塞感を生んだのは、間違いなく『センシティブ』な姿勢に起因している。その結果、

●一回限りだ。これが失敗したら・・・もう終わりだ
●どうしよう。皆は僕を嘲笑うだろう
●やりたいけど・・・もし ~ な結果になったらどうしよう
●言いたいけど・・・もし ~ な結果になったらどうしよう
●したいけど・・・・もし ~ な結果になったらどうしよう

と何事にも消極的な姿勢を生んでしまい、世間を過度に意識して、失敗しないような『自分のできる範囲内ことしかやらない』ことが習慣になってしまう。それでは発展しないのは当たり前だ。

ユニクロを展開するファーストリティリングの創始者の「柳井正」さんは、次のように述べている。

『失敗を恐れて、できることだけをやろうとすることは、いつまでもその場で足踏みを続けているようなもの。前には進めずに、体力を消耗してしまう。そもそも、まず、あなたが変わらなければ、あなたの未来は絶対に変わらない』

アメリカにはこんな名言がある。

『立ち止まることは最大のリスク』

何事にもセンシティブな人は、リスクを取ることができない。なぜならば、「新しいものを得ることよりも、今あることを守る」ことを優先するからだ。一方のドラスティックな人は、リスクがあって当たり前だと考え、「何かを失うことを恐れるよりも、新しいものを得ること」を優先する。後者の考えは、確かにリスクはあるが、発展性がある。前者は発展性がない。そもそも、リスクといっても『ミッションインポッシブル』や『007』のような命の関わるようなリスクではなく、『恥をかいたり』『笑われたり』『失敗したり』する程度のリスクだ。それでも、リスクをとるのが嫌な人には、もう一度繰り返し述べる。

『立ち止まることは最大のリスク』

つまり、人生という長いスパンで考えると、日本人ほど大きなリスクをとっている人はいないのではないだろうか。彼らは死ぬ直前になって、『もっと行動しておけばよかった』と悔やむのだ。つまり、死ぬ直前に気づくことは、『リスクを取らないことが最大のリスク』という現実だ。こんな悲劇が他にあるだろうか。

日本から閉塞感をなくすためには、自分が変わるしかない。
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閉塞感

2014/10/18(Sat)18:33

閉塞感について考えていました。
そしてネットでたまたまこの記事を読みました。
大学生の男です。
とても感銘を受けました。
どうもありがとう。

名前:アフタヌーン (URL) 編集

閉塞感をなくすために

2014/11/15(Sat)15:53

閉そく感漂うこのような社会を変えたくて、ウェブサービスを創りました。
http://riarume.jp

自分と向き合い、自分を見つけるために自己分析をするウェブサービスです。

そのあとこのサイトを拝見して非常に共感できました。
私が社会に抱いている憎しみは、やはりここにあるのだと思いました。

名前:ひらおか たかし (URL編集

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