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ボストンテロで脚を失った女性

2013年04月26日(金) 21:58

ボストンマラソンのゴール地点で起きたテロでは、「3名の死亡者」と100名程度の負傷者を出したが、この負傷者というのは、事実を知れば知るほど悲惨な状況だ。今回の犯人の顔を警察に証言した男性は下半身を無くした。その他、脚を失くした方や、大きな後遺症を患い、人生に大きな狂いが生じてしまった人が多い。今回はCNNのインタビューで、この事件で脚を失った女性ダンサーの話を以下に載せる。私はこの女性の話を聞き、人間としての力強さ、バイタリティに心から驚かされたと同時に、勇気づけられた。

ボストン(CNN) 米ボストン連続爆破テロ事件は、多くの人々の人生を一瞬にして変えた。2回目の爆発で左足を失う重傷を負った社交ダンス教師、エイドリアン・ハスレット・デービスさん(32)が、病室のベッドでCNNのインタビューに応じた。

エイドリアンさんと夫のアダム・デービスさんが立つ場所からわずか1.5メートル先に、くぎや金属球を詰めた爆弾が仕掛けられていた――。4月15日、ボストン・マラソンのゴール付近。1回目の爆発が起きて辺りが煙と破片に包まれた時、「一度だけで済むはずがない」との思いがエイドリアンさんの胸をよぎった。

悪い予感が的中し、直後にすぐ近くで2回目の爆発が起きた。2人の体は吹き飛ばされ、絡み合うような姿勢で路上にたたきつけられた。

しばらくして、エイドリアンさんがアダムさんに「私たち、大丈夫みたい」と話しかけた。「痛みは全く感じなかった。その時はまだ、何が起きたのかさっぱり分からなかったのです」と、エイドリアンさんは振り返る。

安全な場所へ移動しようと体を起こしたエイドリアンさんは、自分の足の異変に気付く。医師らによれば、この時、左足首から下の骨や筋肉の80%が粉砕されていたが、エイドリアンさんの目には、ただ血が噴き出すのが見えるばかり。「そこでサバイバル態勢のスイッチが入った」という。「とにかく何とかしなければならない」「足を失うわけにはいかない」との一心だった。

ひじをついた姿勢で地面をはうようにして、近くのレストランに入った。周囲を見上げて「助けてもらえますか」と頼んだが、人々はその姿に驚いて逃げていった。

アダムさんは空軍大尉としてアフガニスタンでの任務を終え、無事に帰国したばかりだった。爆発で両脚に無数の破片を浴びたが、必死にはってエイドリアンさんの後を追った。レストランで追いつくと、ベルトを外してエイドリアンさんの足に巻き、出血を止めようと精一杯の力を込めた。

2人は激しい痛みに襲われていた。エイドリアンさんは感覚をまひさせようと「だれか、ウイスキーかウオツカを」と叫んだという。

外は大変な騒ぎになっていた。犠牲者が多く、救急隊員はここまで来ないかもしれない。そう思ったエイドリアンさんは、死を覚悟してアダムさんに「愛している」と伝えた。

やがて助けはやって来た。2人は現場から2キロほどの病院へ運ばれる。手術室に入る時までエイドリアンさんは意識があり、左足の感覚も残っていたという。

次の朝になって目が覚めた時、ベッドのわきには両親がいた。「お母さん、手を貸してくれる?足がしびれる感じがする」と言うエイドリアンさんに、母親が「片足がないのよ」と告げる。ないはずの手足が痛む「幻肢痛」だと悟り、がく然とした。手術で左ひざの12~13センチ下から先を切断されていたのだ。「それを聞くのは本当につらかった」と振り返る。

あの日から1週間。病室は、ダンス教室の生徒たちから贈られたたくさんの花でいっぱいだ。エイドリアンさんは「ダンスを教えることは私の人生の一部」と言い切り、教室へ復帰する計画を口にした。リハビリには何カ月もかかるだろう。だがすでに、最初のダンスは「ウインナワルツ」と決めている。

エイドリアンさんにとって、ダンスはまさに天職だ。踊っていると「ほかの何物でもなく、これこそが私の道」と思える。社交ダンスには、長年の練習で培ったバランス感覚や高度な技が要求される。「それを義足で再現することはできない。でも、もしかしたら技術の力で――」と言いかけて言葉を止め、「成り行きを見ましょう」と結んだ。

穏やかな笑顔を見せるエイドリアンさんだが、常に前向きの気持ちでいられるわけではない。「怒りにまかせて水のボトルを投げ付け、歩行器を放り出すこともある。私にこんなことをした誰かに対して、前のように踊れなくなってしまったことに対して、怒りが込み上げる」「着替えに時間がかかるといっていら立ち、シャワーにも時間がかかるとまたいら立ってしまう」と明かす。

多くの被害者と同様、エイドリアンさんにとっても、苦難はまだ始まったばかりだ。この先には身体的、精神的、さらには経済的な負担が待ち構えている。だが、2人のために設けられた基金には、すでに10万ドル(約1000万円)を超える募金が寄せられた。

エイドリアンさんはこうした苦難を乗り越えることに加えてもうひとつ、新たな目標を掲げている。それは、いつの日かボストン・マラソンに参加することだ。

「マラソンはまったくの苦手」と笑いながらも、「社交ダンスだって初めからできたわけではない。だからマラソンもやってみせます」と、力を込めた。

・・・悲しみや悔しさや絶望感がないはずがないが、この女性の「やってやる」という強姿勢に、心を動かされたのは私だけではないはずだ。
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