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人間の怖さ

2012年10月11日(木) 21:05

今回は、あの秋葉原殺傷事件の当日に、殺された2人の男性の友人が書いたブログの内容を以下に載せる。

・・・・・・・・・・・・

今日は空の境界を観たあと秋葉原にいった。

・・・最悪だった。
今日は人生で、生涯で一番最悪な日だろう。
僕は大切な人を二人失いました。
大学の友達・・・
こんなにもあっさりと・・・


今日は行くあてもなく適当に歩いていた。
緑信号の横断歩道。
いつも通りのグダグダな雑談。
どこにでもある平和で普通な話。
思い出すと涙が止まらない。


・・・トラックが自分らに猛スピードで突っ込んできた。
・・・ほんの一瞬だった。
隣にいた友達と俺はぎりぎりでよけて腰の打撲だけで済んだ。
本当に死線だった。
すぐ振り返った。
後ろにいた友達二人が・・・いない。
ゾッとした。
震えがとまらなかった。
その直後発せられた「逃げろ!」
ナイフを持った男?通り魔?
意味がわからなかった。
直後ひかれた友達にすぐさま駆け寄った。
・・・立ち尽くした。
素人でも分かる、重体。
自分はなにもできなくて
ただ大声で、何度も何度もそいつの名前を呼んだ。
やがて応急処置の知識のある人達があつまりだした。
・・・すごいなと思った、半面、情けない。
そんな中
回りを見回すと
カメラ、携帯、カメラ、携帯・・・
なんなんだよお前ら、馬鹿ばっか・・・
カメラぶっ壊してやろうかと、携帯逆折りしてやろうかと
そう思った。
「不謹慎です、やめてください!」
とりあえずやめさせようとした
無視された。
嫌な顔もされた。
・・・なんで?
悔しくて涙が止まらなかった。
その後救急隊が到着した。
・・・と、すぐに口から出た言葉。
「この子は"黒"だから搬送は後だな」
二人の身体に告げられた。
黒・・・馬鹿でもわかる、イメージできる。
白より、嫌な色。
重体なら先に助けてよ。
こんなに血が、意識もなくて・・・
可能性があるほうから・・・
わかってる。
そのほうが賢明だってことくらい
・・・ただ悔しかった。
俺と軽症の一人が
一人づつ付き添いで
病院にいくことになった。
なのに
事情調査、事情調査、事情調査
名前は?住所は?生年月日は?電話番号は?状況は?
同じ質問を何度も何度も何度もされた。
その間友達は運ばれてしまった。
「彼の友達なんです、連れていってくださいっ!!」
「混雑してるから無理だね」
何度も懇願した
あげく
「手術室には入れないし、行っても・・・意味ないよ?」
意味・・・いらない
最期かもしれないんだ、孤独なんてかわいそうすぎる。
結局、なにもできず、別の病院に搬送された。
俺はただの打撲、レントゲンとって湿布はって終わり。
待合室で電話がきた。
双子から。
友達が一人亡くなった・・・。
ボロ泣きだった。
その後病院を出た後。
事故にあった友達の携帯を
自分が預かっていた。
その携帯が鳴った。
・・・友達の親だった。
「中山君?あのね、○○・・・死んじゃった・・・。」
号泣でいわれた。
涙が止まらない。
ぷよぷよで俺涙目にするんじゃなかったのか?
ギルティー今日どっちが強いか決めるんじゃなかったのか?
くだらないけど、叶わない夢。
今後永遠に。
神様・・・僕らが何をしたの?
運命だから?
そんなの残酷すぎる・・・
明日・・・当たり前の日常が消えている
怖い・・・
犯人・・・ネット上で予告してたらしい
人を殺すために来た?
アホか
死ねよ・・・カス・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私はこの文章を数年前にも何回か読んだことがあるが、何度読んでもいろいろと感じるものがある。この日記の通り、人間とは極めて愚かな生き物である。しかし、仮にこの友人と被害者に全く面識がなかった場合、悲しいかな、この友人も通行人の一人と化す。実際のところ、全ての人がこの友人と同じ立場に立った場合、同じことを思うはずだ。・・・『携帯で写真を撮るなんて、なんてひどいことをするんだ』と。しかし、自分の友人がそのような目にあわない限り、この考えはどこかに吹き飛んでしまう。もし、他者の立場にたって考えることのできる人ならば、携帯で写真を撮ったり、眺めたりはしない。すぐにも助けたい衝動に駆られるだろう。これが人間の怖いところだ。あるところで一線を引き、そこの内側にいる人たちに対しては「助ける衝動に駆られる」にもかかわらず、ラインの外側にいる人に対しては「興味があり、眺める、写真をとる」という考えになってしまう。この『矛盾』こそが人間の怖いところなのだ。

綺麗事は抜きにして、人身事故の際に『笑う人』『携帯で写真を撮る人』『興味を持って眺める人』というのは普通に見られる光景だ。しかし、この光景は異常なのだ。「当事者意識を持たず、他人の命などどうでもいい」と間接的に言っているようなものである。ほとんどの人はこの怖さに気づいていないが、この被害者の友人はその怖さを身をもって体験したのだと思う。
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