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血液について

2010年03月05日(金) 11:54

来週の月曜日は、「確認」総合試験があるため、多少なりとも復習が必要そうである。とはいえ、この試験は来年から本格的に導入されるため、今年はプレ試験・・・つまり、リハーサルみたいなものだ。先ほど少し復習をしていて思い出したことを紹介する。そのテーマは「血液」
そのまえに、「体液」についてお話しする。体液というのは、「生体内の液体」のことである。つまり、血液も体液といえるだろう。「体液による感染によりC型肝炎に」という言葉があるように、体液はその人の個性みたいなものだ。

体液は、平均的な成人男子で、「体重の約60パーセント」。女子では「55パーセント(脂肪の割合が多いため)」。つまり、ほとんどが水なのだ。ちなみに、新生児(生後1年未満)では、約75パーセントである。

おそらく、試験に出やすいところは体液の組成であろう。つまり、
●細胞内液には何が多いですか?
答え・・・カリウムイオン、リン酸イオン、タンパク質イオン
●細胞外液には何が多いですか?
答え・・・ナトリウムイオン、塩素イオン
(細胞外液は、さらに「間質液」と「循環液」に分かれる。同じ外液でも、循環液(血漿など)には、間質液よりもタンパク質が多い。)
●これらの成分により人の体液の浸透圧はいくつに保たれているか?
約290mOsm/kgH2O

ご存じのとおり、生体内は常にホメオスタシス(恒常性)が一定に保たれている。これらが狂うと、人間はすぐに死んでしまう。実は、この恒常性の維持には、「細胞外液」が欠かせないのである。細胞外液は細胞の生存環境ともいわれ、細胞が正常に機能するためには、細胞外液のイオン組成、浸透圧、pHなどが、一定に保たれている必要があるのだ。

では、本題の「血液」

人間の体に血液はどのくらい含まれているのかというと、体重の7~8パーセントで、pHは約7,4である。
血液は、細胞成分(血球)と、液体成分(血漿)とから構成される。

血球というのは「赤血球」「白血球」「血小板」のことを指す。全血液量に対する血球の量(ヘマトクリット値)は、              成人男子・・・約45%   女子・・・約40%
よく出る問題としては、
●赤血球は血液1μlあたり、どのくらい含まれているか?
成人男子・・・約500万個、女子・・・約450万個
●赤血球の組成は?
ヘモグロビン(30%)、水分(70パーセント)、酸素など
●赤血球は何量体?
4量体(グロビン鎖が2本ずつ+ヘムがそれぞれに付着)

ヘモグロビンというのは赤血球の組成の代表であり、ここに酸素が結合するために、体全体に酸素を送ることができ、我々は生きていくことができる。ちなみに、体内の酸素が少なくなったときに、緊急で駆けつけてくる仲間が存在する。その一つは「エリスロポエチン」・・・これは腎臓から放出され、赤血球の前駆細胞に働きかけ、赤血球の量を増やす働きをする。

意外と知られていないのは、赤血球の寿命。答えは「120日」。脾臓や肝臓で処理される。

もうひとつの重要ポイントは「白血球」

ここを理解すると、なぜ、アレルギー疾患の時に、「好酸球」が増えるのかがわかる。

白血球には、主に次の5つが存在する。
●好中球
白血球の半分以上は好中球である。食作用が活発で、異物を破壊する。
●好酸球
先ほども触れたが、寄生虫感染やアレルギー疾患のとき増加するのが特徴。顆粒内の物質により寄生虫が破壊され、ヒスタミンを中和することでアレルギー反応を抑える。
●好塩基球
これは少ない。1、2%程度。顆粒内に「ヒスタミン」「へパリン」を含む。
ヒスタミン・・・血管を拡張、毛細血管透過性を亢進→炎症反応を引き起こす。
へパリン・・・血液の凝固を阻止する。
●単球
異物を破壊するマクロファージ(貪食細胞)である。免疫反応を開始させる。
●リンパ球
異物に対し、免疫反応を引き起こして対抗する。

つまり、白血球量が生体のバランスの目安になるだけでなく、炎症反応を抑える、免疫力を引き起こすなどの、必要不可欠な存在であるということが分かる。白血球が多い人は、それだけ免疫力も強いといえるだろう。詳しくは、以前述べた、「体温」のところを参照に。
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No title

2010/03/05(Fri)14:24

歯学部は歯だけだと思ってました。歯学部もやっていることは医学なんですね。

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