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顕微鏡から目を離そう

2011年10月09日(日) 11:34

今現在の時代は、アイパッドを片手に『面倒だなー、仕事』『勉強つまんねえー』などと呑気なことを言っていられることが許される時代だ。一日中家にいて社会活動を全くしない人も多い。『そんなの私の勝手でしょ』という答えが決まり文句だ。

私はこれを『私の勝手でしょ』とは言えない。いや、少しでも世界の状況を知り、格差がどれだけ深刻な問題を引き起こすかを知っている者ならば(すなわち、少々勉強しているものならば)、同じ考えであろう。国連のUNHCRのトップを務めた緒方貞子氏は、ダボス会議でも異彩な光を放っている日本人女性だ。彼女は死と常に横合わせの恐ろしい地域にて、厳しい選択をし続け、世界から猛烈な批判を浴びながらも、世界平和のための活動を行った。その結果、UNHCRは国連を代表するものとなっただけでなく、数え切れないほどの難民を救った。この仕事の際、同じチームの仲間は50名以上死亡し、その中には何度も刺され、焼かれるなど、残虐な方法で殺された人たちもいる。そこまでして彼らが困難な問題を解決しようとする根本的な理由はどこにあるのか。それは、現状の『怒り』から出発し、『こんな現状を許すことができるか』という強い決意のもとに成り立っているのだと思う。たとえば、以下の問題をどのようにとらえうだろうか。



これを知って、『別になんとも思わない。俺(私)には関係ない』と感じる人がいるのだとすれば、今後その考えを後悔する日がくるだろう。というのも、今回紹介した奴隷システムは、21世紀の現在もあらゆるところで行われている。そして、今映像のなかに移っていた奴隷と同様に、年齢層は『子供』であることが特徴だ。そして、このことが将来どのような恐ろしい事態を引き起こすかを考えていただきたい。『ユース・バルジ』という言葉があるように、この子供たちが戦闘年齢に達した時、その数はイスラム圏だけで日本の人口を軽く上回ることを考えれば、その怒りをはけ口は『支配しつつ、救いの手を差し伸べなかった先進国』になりはしないだろうか。実際に、これは自然の摂理ともいうべき現象で、ヨーロッパが世界を支配した時、世界人口の4分の1を占めていたことを思い出していただきたい。統計によれば、2020年には、イスラムの人数は世界の4分の1になると言われている。そして、その中の年齢層で最も多いのは、20代であると言われている。つまり、格差の激しい世の中の底辺に誕生した『過剰な若年層の数』(ユースバルジ)が、爆発し、世界にどのようなアクション(テロ、ジェノサイド)をしてくるのか?

仮に、現在日本がそのような人々に手を差し伸べていれば、その時になって標的にされる可能性は少なくなる。テロリストは皆人格者であり、我々と同じ感覚を備えたものだ。しかし、世の中の底辺に置かれた時、誰も救いの手を差し伸べてくれなかったが故に、世界への復讐をしている話なのだ。私が彼らの立場だったら、同じようにテロをしているだろう。なぜならば、『テロをするか、死ぬか』という世界が現実問題としてそこにはあるからだ。

現在迫害を受けている人々に手を差し伸べず、他人事のように振る舞う姿勢は、後々取り返しのつかない後悔を引き寄せることになる。中東での大規模デモを見る限り、彼らが力を合わせた場合、想像できる脅威のほとんどは数週間で生じてしまうだろう。平和国日本にいると、日々の問題(個人にとって)に目を追われ、電子顕微鏡のごとく視野が狭くなりがちだが、少なからず顕微鏡から目を離し、目を使って現状を見ていただきたい。そして、望遠鏡を使って広い視野を持つことが重要だと思う。

最後に緒方貞子氏の重みのある言葉
・・・『そんな平和な世界じゃないんですよ。21世紀になってもね』
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