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【速報】2011年 第104回歯科医師国家試験 合格率

2011年03月22日(火) 14:15

2011年【第104回】の合格率

●新卒者・・・81.8%
●全体・・・71.0%

2010年【第103回】の合格率
●新卒者・・・81.6%
●全体・・・69.5%

・・・この結果から、前回と今回はほとんど「同じ」であることがわかる。新卒者にいたっては、『0.2%』しか微差がないほどだ。ちなみに、遡ること、2007年以下の結果を見てみると、・・・



2007年【第100回】の合格率
●新卒者・・・80.2%
●全体・・・74.2%

2006年【第99回】の合格率
●新卒者・・・88.0%
●全体・・・80.8%

2005年【第98回】の合格率
●新卒者・・・81.5%
●全体・・・74.6%

2004年【第97回】の合格率
●新卒者・・・80.2%
●全体・・・74.2%

ここから分かることは、
・新卒者の合格率はたいして変わっていないということ
・全体の合格率は、平均して5%程度下がっているということ

とはいえ、依然として、合格率は全体で『65%』を超えており、10人受ければ5人以上受かるというレベルである。歯科医師過剰を本気で問題視しているのならば、この程度の合格率では到底過剰問題を抑えることはできないはず。だが、結果的に合格率が減らないのはなぜか。・・・それには2つの理由がある。
①私立においては、『卒業試験』にて大幅に落とすシステムを導入した
②歯学部(特に私立においては、学費を下げても)『定員割れ』という入学状態

このため、国家試験で大きく切らなくても、すでに参加者が大幅に減っているため、これ以上切ってしまうとロジックが成り立たなくなってしまうのだ。(卒業試験で落とさない理由は学力が足りてるから。もし、国家試験でほとんど落ちてしまったら、卒業試験での判定に疑問が生じてしまう)

だが、このままだと今度は大学の経営に支障が出てくる。民間の私立においてはなおさらである。そのため、今後、大幅な私立歯科大学の削減が行われるだろう。また、学費を下げるところも出てくるはずだ。しかし、私は『学費を下げる』という提案はナンセンスだと思う。まず、学費を下げてしまった大学は、『賭け』に出ていると言う認識が必要である。万が一、学費を減らしても入学定員が増えなかったら・・・大学の赤字はより増し、当然のごとく、再び学費を上げようとする。・・・だが、その選択は『レッドカード』を意味する。ダニエルピンク氏の「モチベーション3.0」に詳細は譲るが、一度学費を下げてしまったら、それ以上高い額で経営を行うことは事実上不可能に近い。たとえば、ブランドの鞄が高いのは、そのブランドに価値があるからだ。もしも、一度でも値段を半額にしてしまったら、その額をもとの値段に設定しなおした場合、再びその鞄を買うものは確実に減るはずだ。なぜならば、そこには『損』という気持ちが芽生えるからだ。ならば、値段を下げていない他のブランドを買おうとするだろう。・・・だからこそ、私は『学費を下げる』という戦略は『危険な賭け』だと考えている。

そもそも、今後歯学部に入学する数は減りこそすれ、増えることはない。ならば、アナログがデジタルに変化したように、時代の流れに合わせて、歯学部も変化しなければならない。

時局に対応できないものは死す

という言葉があるように、この世の流れを読み、机上の空論で『パラダイムチェンジ』などと言ってないで、実際にパラダイムを変化させる行動に出なければならない。簡単なことだ、従来の「入学者を増やそうとする運動」から、新しい「質の良い歯科医師をつくる運動」に変えればいい。世の流れが歯科医師不人気なのだから、入学者を増やすことを前提とした運動は、戦略の方向性が間違っていると言わざるを得ない。細かいところでのミスは起きても問題ないが、大きな方向性を間違えると、それは敗北を意味する。まさに、アップオアアウト(勝つか、さもなくば辞めるか)の厳しい闘いなのである。

では、私の言う「質の良い歯科医師をつくる運動」とは何か?について、以下に提案を挙げる。実にシンプルな提案だ。

①1ユニット対1学生
入学者が減る分、実習に利用できるユニットは増えるはずだ。その分、学生1人に1ユニットを利用させること可能となり、生でユニットを触る機会を増やす。

②1教師対1学生
入学者が減る分、教師に支払われるフィーも減るため、以前挙げた『ワンチップトゥーベネフィット』方式により、評価の低い教師はリストラし、評価の高い教師にはより大きな報酬を与える。その結果、真に必要な優秀な教
師による、学生への個人的な指導時間を増やすことを可能にする。

③1患者対1学生の推進
推進を付け加えたのは重要なことで、患者との接する経験を増やせば増やすほど、大学を卒業後の臨床現場でも活躍する機会が増える。


これら3つを推進することは、学生の質をあげるだけでなく、教師の質も上げることになる。だが、それだけではない。噂が耳につくのは早いもので、このようなシステムを導入していることを知ったら、他の歯学部との差別化につながり、結果、従来の戦略であった『入学者を増やす』ことも可能になるのだ。私は重大視しているのは、大学側の戦略が従来型から未来型にシフトチェンジできていないことだ。このままだと、他との差別化は絶対に不可能だ。『学費を下げる』など論外であり、そのような戦略からは

『質の良い歯科医師を輩出しよう』

という意気込みが全く感じられない。むしろ、

『経営が厳しい。入ってくれ』

という本心しか聞こえない。

これでは自殺行為であるということがわからないのはなぜだろうか。それは、大学が内にこもってしまい、時代の流れを読む力を失っているからにほかならない。大事なことは、学生の質をあげることだ。


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